【過去写真】星空3

過去写真をご紹介するコーナーの6回目です。

前回に引き続き、星空の写真をご紹介させていただきます。

ここでご紹介する「星空撮影」は、1つの星や星座をアップで撮るものではなく、星空を風景として撮る、または、星空と風景を撮る、いわゆる「星景写真」ことを指します。

前回もお話ししましたが、星景写真は、基本さえ覚えてしまえば、さほど高い撮影技術は要求されません。

それでいて、お天気・光害・満月のような明るい天体がないことなど、シビアな条件が揃わないと撮るのが難しいので、撮れた時の感動は格別のものがあります。
めちゃくちゃテンションが上がりますのでお勧めです👍

今回は、“星の軌跡写真はAPS-C機では撮れないの?”に関してお伝えさせていただきます。

長野県の星空 2017/05/28

私が初めて星景写真の撮り方を覚えた撮影でした。

まだカメラスクールに通っていたころ、同じクラスの方が星景写真撮影経験が豊富で、カメラスクールのメンバー数人と、撮影に連れていってくれました。

当初、他の場所に行く予定でしたが、天候の関係で、長野県蓼科高原に車で向かいました。

途中、雲が多かったものの、何とか星が見えており、心配しつつも現地に向かったのを覚えております。

カメラ機材

カメラ本体

当時はまだフルサイズ機を持っておりませんでした。

一眼レフのAPS機、“CANON EOS9000D”でした。

カメラスクールに入るとき、“CANON EOS8000D”を購入しましたが、それから半年程度で新機種が発売になり、性能がかなりアップしている感じですので思い切って売ってしまって、買い替えました。

CANON EOS9000D”は2017年春の発売で、本記事執筆時点で発売から3年経っております。
まだ現行機種ですし、お値段もかなりお安くなっておりますので、これから一眼レフを購入されようとされている方にはおすすめの1台です。

私は、今でも超望遠撮影したいときは、メイン機の“CANON EOS 6DmarkII”ではなく、9000Dを使用しています。
なぜなら、例えば焦点距離が300mmの望遠レンズを使用する場合、フルサイズ機である“EOS 6DmarkII”に装着すると300mm相当ですが、APS-C機である“9000D”に装着すると、1.6倍の480mm相当になるからです。ちなみに、他のメーカーですと、1.5倍です、CANONは、APS-C機といっても他のメーカーよりイメージセンサーが少しだけ小さいのです。なので、1.6倍になります。
例えば、自宅がある千葉県市川市から富士山をアップで狙いたい場合は、9000Dを使用しております。

レンズ

星景写真の場合、できるだけ開放F値が小さな明るいレンズで、できるだけ広角のレンズがお勧めです。
特に、APS-C機の場合、同じ焦点距離のレンズですと、先ほどお話ししましたように、フルサイズ機の1.6倍の焦点距離の望遠よりとなりますので、より広角が望ましいです。

この時の撮影では、以下の3本のレンズで撮り比べてみました。

撮影

長野県の星空 2017/05/28

まず、到着してすぐに撮影しました。

レンズは、“CANON EF-S24mm f/2.8 STM”ですから、フルサイズ換算で38mm程度ですね。

雲が多かったのは残念ですが、“満天の星空が写ってる~”とテンションが上がったのを覚えております。👍

以前の記事でお話した、ソフトフィルターを使用しています。
鮮明度は落ちるものの、明るい星が大きく写っています。

長野県の星空 2017/05/28

次は、縦構図で。

地平線のあたりの雲がかなり多いですね。
でも、この星の多さは、都会では遭遇できませんよね。
それだけでもテンションが上がります👍

長野県の星空 2017/05/28

再び横構図で。

突然、雲が切れました!
そして、これはもしや天の川!?
ちょっとアップすぎてよく分からないな、ということで、レンズ交換することに。

長野県の星空(天の川) 2017/05/28

レンズは“CANON EF-S18-135mm f/3.5-5.6 IS USM”に交換しました。

焦点距離は18mm(フルサイズ換算28mm程度)です。

人生で初めて天の川を写真におさめることができました。
もう、テンションマックスです(笑)😆👍👍👍

フィルターはつけていなかったと思います。というか、このレンズの口径に合うフィルターを持っていなかったのでつけることができませんでした😅
フィルターなしですので、先ほどまでの写真より鮮明度が高いと思います。
より広角にしたことによって、天の川らしくなりました。

長野県の星空(天の川) 2017/05/28

こんどは、天の川単体ではなくて、地上の風景もシルエットで入れてみました。

どちらがいいかは好みが分かれるところですが、こちらの方が地上にいる人間をより意識できて、星景写真らしいのではないでしょうか。

長野県の星空(天の川) 2017/05/28

地表すれすれの雲と天の川。

長野県の星空(天の川) 2017/05/28

大胆に建物も入れて。

地表が明るい方を狙うと、どうしてもノイズが目立ちますね。
でも、構図の狙いはわりといい感じだったと思います。

長野県の星空 2017/05/28

次は、レンズを“SIGMA 30mm F1.4 DC HSM”に変更。

このレンズは星景写真撮影用途よりも、もともとはポートレート写真(肖像写真・人物写真)撮影用途で購入しました。フルサイズ換算で48mmですので、ナチュラルな感じのポートレートには最適な焦点距離ですが、星景写真にはちょっとアップすぎるかなと思っていました。

ただ、開放F値は、私の持っているレンズで最高峰のF1.4の明るいレンズですので、これを試してみたいと思い持っていきました。

フィルターは、ソフトフィルターとクロスフィルターの2枚重ねです。

ちなみに、写真に水平垂直の線を入れると“静”の感じを表現できます。
このとき、あまり意識せず、クロスフィルターの溝を水平垂直方向にしていたため、星の十字が水平垂直方向に出ています。

やっぱり、F1.4の威力はすごかった!
F値が小さい分、ISO感度を押さえられますので、画質が良く、フィルター2枚重ねとは思えない解像感です。

長野県の星空 2017/05/28
長野県の星空(天の川) 2017/05/28

ここで、風景も少し入れて、クロスフィルターの向きを斜め方向に。
写真に斜めの線を入れると“動”を表現することができます。

わたしがイメージしていた星景写真にかなり近くなりました。
もう少し天の川を写真の中央にしたらもっとイメージ通りでした。
まぁ、星景写真初挑戦ですので、こんなのもでしょう(笑)😅

長野県の星空 2017/05/28

めちゃくちゃテンション上がりまくりの状態が続きましたが、急に雲が多くなってきました。

山の天気は変わりやすいといいますが、高原の天気もかなり変わりやすいですね。
決して長い時間ではありませんでしたが、天の川も写真におさめることができてラッキーでした。初チャレンジでここまで天候に恵まれることは、決して多くないそうです。

5月とはいえ、高原はまだまだ寒かったです。
ウインドブレーカーを着ていたものの、ちょうど寒さにも耐えられなくなってきましたので、撮影終了することにしました。

ちなみに、撮影開始する前、ちょうど三脚をセットしていた時に、あたり一面がむちゃくちゃ明るくなったんです。誰かが明かりをつけたのかなくらいにしか思っていなかったのですが、撮影後に、近くで撮影されていた方のお話では、火球(かきゅう:明るい流星)だったそうです。残念ながら、撮影できた人はいなかったようですが、天体現象は何があるか分かりませんね。🤗

まとめ(撮影ポイント)

  • 星空撮影、いわゆる星景写真は、基本さえ分かってしまえば決して撮影難易度が高いものではない。
  • しかし星空は、お天気や光害や月など、シビアなコンディションに恵まれないと撮れないので、撮れた時はめっちゃテンションが上がる!
  • 星景写真のアイテムとしては、クロスフィルターやソフトフィルターがある。
  • クロスフィルターは十字の出る向きを調整できる。
  • 星空撮影の肝はピント合わせ。
  • 三脚もしっかり固定できているか確認。
  • 星空だけを撮るのではなくて、地上の風景も含めると雰囲気が変わる。
  • 写真に水平垂直の線を入れると“静”、斜めの線を入れると“動”を表現することができる。
  • レンズは、広角で開放F値が小さいものがおすすめ。
    ただし、F4くらいまでなら十分撮れますし、フルサイズ換算で50mm程度でも大丈夫。ただし、広角域のレンズと標準域のレンズでは、写真の雰囲気はすごく変わる。
  • 星景写真は、フルサイズ機でなくて、APS-C機でも十分に撮れます。
    ただし、一般にフルサイズ機のほうがノイズが少ないこと、同じレンズならより広角で撮れることなどから、フルサイズ機を使うメリットも多い。

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