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目次
カメラバッグを選ぶポイント
カメラバッグを選ぶポイントについてお話しします。
何人かの方からおすすめのカメラバッグを教えて欲しいとリクエストをいただいておりました。
私も自分のバッグを選ぶときにかなり悩みましたので、ご参考になれば幸いです。
用途によって選び方は変わってくると思いますが、私の選ぶ条件は以下のようなものでした。
- 肩凝りかつ腰痛持ちなので、できるだけ楽に持ち運びできること。
- カメラスクールに通うときにA4のテキストを持ち運ぶので、A4テキストをクリアファイルに入れても折らずに収納できること。
- カメラ1台をレンズを装着した状態で収納できること。更に、交換レンズも1本は収納できること。
- 雨が降っても小雨程度であれば困らないように、簡易的にでも防水性能があること。
- 三脚も収納できること。(三脚を別のバッグで持ち運ぶことは避けたい。)
カメラバッグのタイプ
カメラバッグにはいくつかのタイプがあります。
- ショルダータイプ
- リュックタイプ
- メッセンジャータイプ
- ウエストバッグタイプ
- 多目的タイプ
ショルダータイプ
ショルダータイプは、肩掛けのバッグのことです。
最大のメリットは、機材の出し入れやレンズ交換がしやすいことでしょう。
撮影時に頻繁にレンズ交換される方にとっては便利なバッグです。
しかし、機材を満載すると、身体の左右どちらかに大きな負担がかかるというデメリットがあり、肩凝りかつ腰痛持ちの私は選択肢から早々に除外しました。
メッセンジャータイプ
メッセンジャータイプは、斜め掛けのバッグのことです。
ショルダータイプとリュックタイプのいいとこ取りをした感じのバッグです。
しかし、構造上サイズを一定以上に大きくすることが難しいため小型~中型くらいの大きさが主流となります。大型のタイプもあることはありますが、撫で肩くんの私は選択肢から除外しました。
ウエストバッグタイプ
ウエストバッグタイプは、ウエストにベルトで固定するタイプのバッグのことです。
バッグが腰の位置にあるため、機材へのアクセス性が抜群なのがメリットです。
ただし、小型の大きさが主流のため、多くの機材は運べません。
お子さんと出かけるときなどは、とても便利だと思います。
多目的タイプ
多目的タイプは、ベルトを付け替えることで、複数のタイプを1つのバッグに共存させたものです。
ショルダー+メッセンジャー+ウエストの3WAYタイプなどがあります。
小~中型のものが多くなります。
バッグによっては、中途半端な残念な機能になってしまっているものもあるので、よく考えられて作られたものを選ぶことが大切です。
リュックタイプ
リュックタイプは、その名の通り、リュックのカメラバッグです。
両手が完全に自由になり、バッグの加重も左右に偏ることがないのが最大のメリットです。
機動性が重視される撮影やアウトドアの撮影に向いています。
腰痛持ちの私は、実は早々にこのタイプに絞って選んでいました。
縦長の構造のため、バッグに三脚をセットしやすいという利点もあります。
ポートレート撮影を始めた頃でもあり、電車移動や歩きながらの撮影が多かったこともあり、とても重宝しました。
一方で、荷室が背中側にあるため、機材へのアクセスが不便というデメリットは否めません。しかし、もともとかなりの大荷物の撮影が多かったですので、撮影中は地面にバッグを置いて撮影することも多かったので、あまり気になりませんでした。
TIGERNU 多機能 一眼レフカメラバック 13インチ
まず、カメラスクールに通い出して、最初に買ったのがこのバッグでした。
一眼レフカメラ(当時はAPS-C機)1台にレンズを付けて、交換レンズも入ります。
A4のテキストも(ちょっと折れ曲がりますけれど)なんとか入りました。
一応、防水性能もあります。
必要最低限の機能は満たしていましたし、お値段もむちゃくちゃ安い!
これはこれで軽量コンパクトで便利だったのですが、すぐに使わなくなってしましました。
テキストをクリアファイルに入れると、蓋の裏のメッシュ部分には格納できず、蓋のファスナーを半開きにして出し入れすると、テキストが微妙に折れ曲がってしまったからです。もう少しだけ大きければ、もっと使い勝手が良かったと思います。
HAKUBA カメラリュック GWアドバンス ピーク20 E1 20L ダークグレー SGWA-P20-2DGY
次に購入したのがこのバッグです。
- 日本人の体型に適合したハーネスと背面構造
- 荷物を効率的に収納できる3気室設計
- 「くびの負担がZEROフック」を標準装備
- バッグを下ろさずに素早く機材が取り出せるサイドアクセス構造
- 取り外し可能なインナーボックス式のカメラ収納部
- 折りたたみ式と巾着式を兼ねたインナーボックス開口部
- 側面に三脚を取り付け可能
- 専用レインカバーが付属しているのでとっさの雨でも大丈夫(レインカバー収納部付き)
- ウェアなどを収納可能な大容量のフロントポケット
- 小物の収納に便利な天面ポケット
- 薄手のものの収納に適合な背面ポケット
- 収納可能なウエストベルト
ポケットもたくさんあって、身の回りの品を収納するのに便利。
A4テキストも問題なく入りました。
クッション性もかなりしっかりできていて、カメラやレンズの持ち運びに安心です。
サイドポケットには、ミニ三脚以外、三脚は入れたことがありません。
代わりに、500mlペットボトルを入れています。
メーカーの説明にはありませんが、素材に使われているハニカムリップストップナイロンは、パラシュートにも使われる生地だとか。かなり丈夫で、若干の撥水性もある印象です。
「くびの負担がZEROフック」が標準装備されているのは、肩凝りの私にはポイントが高かったです。このフックは個別で買うと千円以上するものです。
カメラスクールに通うのには十分でしたし、ちょっとした撮影の時は、今でも愛用しています。
Lowepro カメラリュック ファストパック BP250AW2 9.8L ブラック
ポートレート撮影の世界にはまっていくと、当然、交換レンズの数も増えてきて、先のバッグでは容量不足になってきました。
そこで、さらに大きなバッグを探し、このバッグを購入しました。
- タブレットやノートPC用クレードルフィット収納部を備え、3つの主要収納部で様々なアイテムをすっきり整理。
- 上部収納には、スマートフォン、ケーブル、小物類などを整理しやすいポケットが付属。
- カメラ収納部は、カスタマイズ可能な中仕切りを採用。すばやくカメラを取り出せる側面アクセスと、下部収納全開アクセスの2つのモードを使い分けることができる。
- 背面のストラップはトロリーのハンドルに固定することもでき、運搬に便利。
- 雨やホコリから機材を守るオールウェザーAWカバー。
- タブレットやノートPC用クレードルフィット収納は、衝撃を避けるためにバッグの底面に接しないよう設計済みのため、デバイスをしっかり保護可能。
高い機能性と耐久性を備えたプロユースのカメラバッグメーカー・Lowepro(ロープロ)。まず、メーカーとしての安心感がありました。
かなり良くできたカメラバッグだと思いますが、実はあまり使っていません。
上部の収納部が、私の用途では小さすぎました。
そこで、もっと上部の収納部が大きなカメラバッグを探しました。
Endurance(エンデュランス) カメラバッグ
遂に、私の理想にかなり近いカメラバッグと出会うことができました。
プロフォトグラファー、studio9中原一雄氏監修による世界展開ブランドを擁するカメラ用品メーカーとコラボしたコンパクトに見えても収納力があり、タウンユースとしても使用できるカメラバッグです。
容量は、容積:約18L(最大約22L)、上部気室容量:約13~8Lとなっています。
- 下部にカメラ機材、上部にそれ以外のアイテムを収納できる2気室構造
上下気室間仕切りを外せば大容量の1気質リュックとしても使用可能 - 標準ズームレンズ付一眼レフデジカメ+交換レンズ3、4本+αが収納可能、いわゆる”大三元レンズ”も収納可能
- 「すぐにカメラを取り出したい!」に応える、サイド&フロントのダブルアクセス
- 上部気質はロールトップタイプで荷物にアクセスしやすく容量の増減が可能
- メイン素材にストリート系のバックパックにも使われるカジュアルな軽量素材を使用、スクェアフォルムと軽量素材で”いかにもカメラバッグ”感を軽減、専用レインカバーも付属
- バッグ底面には、強度のあるナイロン素材を使用し、機材を保護
- 背面のPC収納ポケットは13インチ専用から15インチのPCやA3サイズの収納にも対応
- 背面にもショルダーベルトと同様のメッシュ生地を採用、曲線の溝を入れることで通気性を良くし、長時間使用時のムレを軽減
- 補助ベルトとして、チェストベルトと腰ベルトが付属、長時間の重い機材持ち運びの負担を軽減
カジュアルな質感で、いかにもカメラバッグぽくないところもお気に入りです。
使い勝手がとてもよいです。
カメラバッグでは少ない、上部開口部がマジックテープタイプのロールトップを採用していて、見た目以上に大容量です。
サイドポケットは、本来の用途の三脚収納のほか、三脚を持ち歩かないときは500mlペットボトルを入れています。
撮影の時はほとんどこのバッグを愛用しています。
私が開催する講座への荷物運搬もほとんどこのバッグです。
先にご紹介した「くびの負担がZEROフック」を別途購入して取り付けています。
デメリットはあまりありませんが、夏場は背中にかなり汗はかきますね。
また、上部開口部がマジックテープなのが、開けるときにベリバリっと音がするのは用途によっては困ることもあるかもしれません。野鳥撮影の場合、音で鳥が逃げてしまうかもしれませんしね。
でも、とにかくめちゃめちゃ気に入っていて、使い込んでいます。
さすがに糸がほつれかけてきている部分はありますが、まだ現役です。
私が購入した時は、標準タイプしかありませんでしたが、コンパクトタイプと、大容量タイプも発売されています。
Endurance カメラバッグ Ext(エクステンド)
こちらが、コンパクト&多機能タイプです。
容量は、約12L(最大約18L)、上部気室容量:約8~3Lとなっています。
Endurance Extは正面のジッパーの開閉により機材への保護力はそのままに 奥行が約5.5cm拡大することで収納力がアップします。いわゆる、マチが増えるエキスパンドシステム採用です。
私が使っている標準タイプからのその他の主な変更点は以下のようなものです。
- バッグ前面のエンブレムタグを高級感のある型押しタグに変更
- 上部気室開口部をマジックテープからファスナーに変更、静音性とセキュリティアップ
- カメラ収納部の機材用間仕切りの芯材を強化、機材保護力がアップ
上部気室開口部がファスナーになったのは、静音を重視される方にはいいですね。
エンブレムタグは、標準タイプは布だったのですが、革製に変わっているようです。そのため、高級感は増しますが、耐久性がどうなのか心配です。
軽めの撮影が多い方におすすめです。
また、カラーがたくさんあるので、女性にもおすすめです。
Endurance カメラバッグ HG
こちらが、大容量タイプです。
私が使っている標準タイプ(初代Endurance)と外寸サイズはほぼ同じ。
でも、さらに収納力アップ&高機能化されています。
同様の2気室構造リュックタイプである、初代EnduranceとExtそれぞれを実際に中原氏が日々使われる中で気づいた独自のこだわりをさらに盛り込んだ製品となっているそうです。
容量は、約18L(最大約24L)、上部気室容量:約8~14Lとなっています。
初代Enduranceからの主な変更点は以下です。
- カメラ機材収納部の奥行き拡張できるエクスパンドシステムを採用、初代Enduranceでは収納が難しかったバッテリーグリップを付けたフルサイズ一眼が収納可能、さらに望遠レンズも収納しやすくなりいわゆる大三元レンズも余裕で収納が可能
- 間仕切りは機材の脱落を防ぎやすくするため強度と高さをアップ
- カメラ機材以外の物が収納できる上部気室はロールの巻を一巻き分追加、さらに多くの荷物を収納可能
- 開口部の開閉はマジックテープから静音性のより高いジッパータイプに変更、荷物の脱落の危険も軽減
- 開口部の縁までジッパーを配置することでさらなる容量アップに成功
エンブレムはExt(エクステンド)と同様の、革製みたいです。
「登山用の有名どころのザックと比較すると時代遅れの設計」とのレビューもありますので、登山撮影などの、重装備の撮影をメインでされる方は要注意かと思います。
私が次回買い替えるときは、こちらの「Endurance カメラバッグ HG」が最有力候補です。
ゴールから逆算して考える
カメラバッグを選ぶポイントについて、私が実際に購入して使用した経験からお話ししました。
カメラバッグに限りませんが、ゴールから逆算して考えることがとても大切です。
例えば、お子様づれの撮影が多い場合は、違う選択になるかもしれません。
どのようなジャンルの、どのような写真を撮りたいのかを決めると、おのずから答えが決まってきます。
皆さんも、自分にぴったりのカメラバッグを選択して、素敵な撮影ライフを送ってくださいね!
迷われたら、私にご相談くださいね!